括弧、弧、返り点。 - 返り点に対する「括弧」の用法について提案

括弧、弧、返り点。

―「01月06日の記事」を、書き換へます。―
(01)
丸括弧
従って、
(01)により、
(02)
「一組の括弧(パーレン)」は、「左右、二つの弧(アーク)」から成る、「円周の一部」である。
従って、
(02)により、
(03)
 〇 〇 〇 〇
を重ねると、「括弧」は、
(()()())
となる。
cf.
audi は、アウディ。
従って、
(03)により、
(04)
 〇 〇
を重ねると、「括弧」は、
(( ))
となる。
然るに、
(05)
 〇 囗
を重ねると、「括弧」は、
([ )]
となる。
然るに、
(06)
 ( )を、
 ( )で括ると、
(( ))となる。
従って、
(06)により、
(07)
([ )]
に対して、
(( ))
は、「重なってゐる」やうには、見えない。
従って、
(08)
「重なり具合」が分るやうに、
( )( )( )( )
ではなく、
( )〔 〕[ ]{ }
を、用ゐることにする。
然るに、
(09)
([ )]
(〔 )〕
等は、「数学」であれば、
({ )}
に、相当する。
然るに、
(10)
然るに、
「数学」であれば、
({ )}
といふ「括弧」は、有り得ない。
従って、
(10)により、
(11)
   (〔 )〕
〈〔[({ )〕]}〉
のやうに、
( )〔 〕[ ]{ }〈 〉
が「重なってゐる」場合は、「括弧」ではない。とする。
従って、
(12)
 〔( )〕
 〔( )( )〕
[〔( )( )〕( )]
等は、「重なってゐない」ので、「括弧」とする。
(13)
① 我不常読漢文=
① 我不〔常読(漢文)〕。
に於いて、
① 常( )⇒( )常
① 不〔 〕⇒〔 〕不
とするならば、
① 我不常読漢文=
① 我不〔常読(漢文)〕⇒
① 我〔常(漢文)読〕不=
① 我常には漢文を読まず。
(14)
① 162534=
① 16〔25(34)〕。
に於いて、
① 5( )⇒( )5
① 6〔 〕⇒〔 〕6
とするならば、
① 162534=
① 16〔25(34)〕⇒
① 1〔2(34)5〕6=
① 1 2 3 4 5 6。
(15)
① 1三2二3一=
① 1三〔2二(3一)〕。
に於いて、
① 二( )⇒( )二
① 三〔 〕⇒〔 〕三
とするならば、
① 1三2二3一=
① 1三〔2二(3一)〕⇒
① 1〔2(3一)二〕三=
① 1 2 3 一 二 三。
従って、
(13)(14)(15)により、
(16)
我=1
不=6=三
常=2
読=5=二
漢=3
文=4=一
従って、
(16)により、
(17)
① 我不常読漢文=
① 我不〔常読(漢文)〕⇒
① 我〔常(漢文)読〕不=
① 我常には漢文を読まず。
といふ「漢文訓読」に於ける「返り点」は、
不=6=三
読=5=二
文=4=一
に付く、
① 三 二 一
である。
従って、
(17)により、
(18)
① 三 ← 二 ← 一
といふ「返り点」に対して、
① 一 → 二 → 三
といふ「返り点」は、有り得ない。
すなはち、
(19)
「返り点」は、「縦書き」であれば、「下から、上へ、返る、点」であって、
「横書き」であれば、「返り点」は、「右から、左へ、返る、点」であるため、
① 一 → 二 → 三
のやうに、「左から、右へ、返る、点」は、「返り点」では、有り得ない。
然るに、
(20)
② 2 3 1。
③ 2 4 1 3。
といふ「順番」を、「返り点」で表さうとすれば、
② 二 三 一。
③ 二 四 一 三。
とせざるを得ない。
然るに、
(21)
② 二 三 一。
③ 二 四 一 三。
は、
② 二 → 三
③ 二 → 三
を含んでゐる。
従って、
(19)(20)(21)により、
(22)
② 2 3 1。
③ 2 4 1 3。
といふ「順番」に、「返り点」を付けることは、出来ない。
然るに、
(23)
② (〔 )〕
③ (〔 )〕
に対して、
② 2 3 1。
③ 2 4 1 3。
を、「配置」すると、
② 2 3 1=
② 2(3〔1)〕⇒
② (〔1)2〕3=
② 1 2 3。
③ 2 4 1 3=
③ 2(4〔1)3〕⇒
③ (〔1)23〕4=
③ 1 2 3 4。
然るに、
(11)により、
(24)
② (〔 )〕
③ (〔 )〕
は、「括弧」ではない。
従って、
(23)(24)により、
(25)
② 2 3 1。
③ 2 4 1 3。
といふ「順番」は、「括弧」を用ゐて、
② 1 2 3。
③ 1 2 3 4。
といふ「順番」に「並び替へる(ソートする)」が出来ない。
従って、
(22)(25)により、
(26)
② 2 3 1。
③ 2 4 1 3。
といふ「順番」に対して、「返り点・括弧」を付けることは、出来ない。
従って、
(27)
② 2<3>1 & 2=1+1
③ 2<4>1 & 2=1+1
といふ「順番」に対して、「返り点・括弧」を付けることは、出来ない。
従って、
(28)
② B<C>A & B=A+1
③ B<C>A & B=A+1
といふ「順番」に対して、「返り点・括弧」を付けることは、出来ない。
然るに、
(29)
② (〔 )〕
③ (〔 )〕
に対して、
② Who are you?
③ What are you reading?
を「配置」すると、
② Who(are〔you)〕?⇒
②(〔you) Who〕are?
②(〔あなたは) 誰〕であるか。
③ What(are〔you)reading〕?⇒
③ (〔you)Whatreading〕are?=
③ (〔あなたは)何を読んで〕ゐるか。
となる。
cf.
② 子為(誰)=あなたは誰であるか。
③ 子所(読)者何邪=あなたが読んでゐるのは何か。
従って、
(27)(29)により、
(30)
例へば、
② Who are you?
③ What are you reading?
といふ「英語(WH移動)」に対して、「返り点・括弧」を付けることは、出来ない。
然るに、
(31)
④ 有揮快刀断乱麻者 =
④ 有〔揮(快刀)断(乱麻)者〕⇒
④ 〔(快刀)揮(乱麻)断者〕有=
④ 〔(快刀を)揮って(乱麻を)断つ者〕有り。
であって、
④ 〔( )( )〕
は、「括弧」である。
然るに、
(32)
有=8=下
揮=3=二
快=1
刀=2=一
断=6=二
乱=4
麻=5=一
者=7=上
である。
従って、
(28)(31)(32)により、
(33)
④ 有揮快刀断乱麻者 ⇒
④ 快刀を揮って乱麻を断つ者有り。
といふ「漢文訓読」に付く「返り点・括弧」は、
④ 下 二 一 二 一 上
④ 〔 (   )(   ) 〕
であって、
④ 8 3 1 2 6 4 5 7。
といふ「順番」は、
④ B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を、含んでゐない。
然るに、
(34)
④ 有 揮 快 刀 断 乱 麻 者。
④ 8 3 1 2 6 4 5 7。
に於いて、
④ 快=1 と、
④ 乱=4 を、「入れ替へる」と、
⑤ 有 揮 乱 刀 断 快 麻 者。
⑤ 8 3 4 2 6 1 5 7。
然るに、
(35)
④ 8 3 1 2 6 4 5 7。
といふ「順番」とは、異なり、
⑤ 8 3 4 2 6 1 5 7。
といふ「順番」は、
⑤ 3<4>2 & 3=2+1
といふ「形」で、
⑤ B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を、含んでゐる。
然るに、
(36)
⑤ 8 3 4 2 6 1 5 7=
⑤ 8〈3〔4[2(6{1)〕]5}7〉。
に於いて、
⑤ 2( )⇒( )2
④ 3〔 〕⇒〔 〕3
④ 4[ ]⇒[ ]4
④ 6{ }⇒{ }6
④ 8〈 〉⇒〈 〉8
とするならば、
④ 8 3 4 2 6 1 5 7=
④ 8〈3〔4[2(6{1)〕]5}7〉⇒
④ 〈〔[({12)〕3]45}67〉8=
④ 1 2 3 4 5 6 7 8。
然るに、
(11)により、
(37)
⑤ 8〈3〔4[2(6{1)〕]5}7〉。
に於ける、
⑤ 〈〔[({ )〕]}〉
は、「括弧」ではない。
加へて、
(38)
⑤ 八 三 四 二 六 一 五 七
⑤ 三 → 四
⑤ 六 → 七
といふ「順番」を、含んでゐる。
従って、
(19)(38)により、
(39)
⑤ 八 三 四 二 六 一 五 七
は、「返り点」ではない。
従って、
(37)(39)により、
(40)
⑤ 有揮乱刀断快麻者 ⇒
④ 快刀を揮って乱麻を断つ者有り。
といふ「訓読」は、
⑤ B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を、含んでゐる。が故に、「括弧・返り点」を、付けることが、出来ない。
然るに、
(41)
⑤ 〔( )( )〕
に対して、
⑤ 有揮乱刀断快麻者。
を「配置」すると、
⑤ 有揮乱刀断快麻者=
⑤ 有〔揮(乱刀)断(快麻)者〕⇒
⑤ 〔(乱刀)揮(快麻)断者〕有=
⑤ 〔(乱刀を)揮って(快麻を)断つ者〕有り。
従って、
(41)により、
(42)
④ 有 揮 快 刀 断 乱 麻 者。
④ 8 3 1 2 6 4 5 7。
に於いて、
④ 快=1 と、
④ 乱=4 を、「入れ替へ」て、
⑤ 有 揮 乱 刀 断 快 麻 者。
⑤ 8 3 4 2 6 1 5 7。
とする。といふことは、
⑤ 乱刀を揮って快麻を断つ者有り。
と読むべき所を、「無理やり」、
④ 快刀を揮って乱麻を断つ者有り。
と読む。といふことに、他ならない。
cf.
乱刀快麻
従って、
(40)(42)により、
(43)
⑤ B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を、含んでゐる。が故に、
⑤ 有揮乱刀断快麻者 ⇒
④ 快刀を揮って乱麻を断つ者有り。
といふ「訓読」に対しては、「括弧・返り点」を、付けることが、出来ない。ものの、固より、
⑤ 有揮乱刀断快麻者 ⇒
④ 快刀を揮って乱麻を断つ者有り。
といふ「訓読」、並びに、
④ 有揮快刀断乱麻者 ⇒
⑤ 乱刀を揮って快麻を断つ者有り。
といふ「訓読」自体が、有り得ない。
従って、
(33)(40)(43)により、
(44)
「与えられた漢文訓読」が、
 B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を含んでゐないのであれば、その時に限って、
「与へられた漢文」は、「括弧・返り点」を用ゐて、「訓読」することが、出来る。
平成28年01月10日、毛利太。

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