返り点、順番、括弧。 - 返り点に対する「括弧」の用法について提案

返り点、順番、括弧。

 (01)
一・二点をはさんで返るときは上・中・下点。上・中・下点をはさんで返る時は甲・乙点。甲・乙点をはさんで返る時は天・地(天・地・人)である。
(志村和久、漢文早わかり、1982年、20頁)
従って、
(01)により、
(02)
① 下 二 一 上
に対して、
① 下 二 上 一
といふ「返り点」は、有り得ない。
(03)
「返り点」とは、「縦書き」であれば、「下から、上へ、返る点」であり、そのため、「横書き」であれば、「右から、左へ、返る点」である。
従って、
(03)により、
(04)
「横書き」であれば、「左から、右へ、返る点」は、「返り点」ではない。
然るに、
(05)
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」は、
② 二 → 三 → 四
のやうに、「左(上)から、右(下)へ、返る点」を含んでゐる。
従って、
(04)(05)により、
(06)
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」は、「返り点」ではない。
従って、
(02)(06)により、
(07)
① 下 二 上 一
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」は、「返り点」ではない。
然るに、
(08)
白話文の訓読
従って、
(07)(08)により、
(09)
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」を、「訓読」する際に用ゐる、
① 下 二 上 一
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」は、「返り点」ではない。
然るに、
(10)
通常、日本における漢文とは、訓読という法則ある方法で日本語に訳して読む場合のことを指し、訓読で適用し得る文言のみを対象とする。もし強いて白話文を訓読するとたいへん奇妙な日本語になるため、白話文はその対象にならない。白話文は直接口語訳するのがよく、より原文の語気に近い訳となる(ウィキペディア:漢文)。
従って、
(09)(10)により、
(11)
「もし強いて白話文を訓読するとたいへん奇妙な日本語になる」し、尚且つ、
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」に対する「返り点」は、存在しない。
然るに、
(12)
① 下 二 上 一
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」を、
① 4 2 3 1
② 2 5 3 1 4
とする。
然るに、
(13)
① 4[2(3〔1)〕]
に於いて、
① 2( )⇒( )2
① 3〔 〕⇒〔 〕3
① 4[ ]⇒[ ]4
とするならば、
① 4[2(3〔1)〕]⇒
① [(〔1)2〕3]4=
① 1 2 3 4
(14)
② 2(5[3〔1)〕4]
に於いて、
② 2( )⇒( )2
② 3〔 〕⇒〔 〕3
② 5[ ]⇒[ ]5
とするならば、
② 2(5[3〔1)〕4]⇒
② ([〔1)2〕34]5=
② 1 2 3 4 5
従って、
(09)(12)(13)(14)により、
(15)
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」を、「訓読」する際に用ゐる、
① 下 二 上 一
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」は、「返り点」ではないものの、
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」を、「訓読」する際に用ゐる「括弧」は、
① [(〔 )〕]
② ([〔 )〕]
である。
然るに、
(16)
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iuy981さん 編集あり2009/11/1819:43:08
数学で使う括弧の種類は3つあります。
()→{}→[]
読み方:左から、小括弧、中括弧、大括弧
ちなみに、展開の仕方は矢印方向で(小括弧から)展開してください。
従って、
(15)(16)により、
(17)
① [(〔 )〕]
② ([〔 )〕]
といふ「それ」は、「数学」であれば、
① [({ )}]
② ([{ )}]
に相当し、尚且つ、「数学」であれば、
① [({ )}]
② ([{ )}]
といふ「それ」は、「括弧」として、認められないため、
① [(〔 )〕]
② ([〔 )〕]
といふ「それ」も、「括弧」ではない。
従って、
(15)(17)により、
(18)
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」を、「訓読」する際に用ゐる、
① 下 二 上 一
② 二 五 三 一 四
といふ「それ」は、「返り点」ではないし、
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」を、「訓読」する際に用ゐる、
① [(〔 )〕]
② ([〔 )〕]
といふ「それ」は、「括弧」ではない。
従って、
(18)により、
(19)
① 只管要纏擾我。
② 端的看不出這婆子的本事来。
といふ「白話文」は、「返り点・括弧」を用ゐて、「訓読」することが、出来ない。
(20)
① 2(囗1)。
に於いて、
① 囗=3
であるならば、
① 2(31)⇒
① (31)2=
① 3 1 2。
であるため、
① 1 2 3。
とは、ならない。
従って、
(20)により、
(21)
① 2(囗1)。
に於いて、
① 囗=3
であるならば、
① 2(31)。
では足りないので、
① 2(3〔1)〕。
とすることにより、
① 2(3〔1)〕⇒
① (〔1)2〕3=
① 1 2 3。
とする「必要」がある。
然るに、
(17)により、
(22)
① (〔 )〕
は、「括弧」ではない。
然るに、
(23)
① 2(3〔1)〕。
であれば、
① 二 三 一
である。
然るに、
(04)により、
(24)
① 二 三 一
であれば、
① 二 → 三
であるため、
① 二 三 一
は、「返り点」ではない。
従って、
(20)~(24)により、
(25)
① 2(囗1)。
に於いて、
① 囗=3
であるからこそ、
① 2囗1。
に対しては、「返り点・括弧」を、付けることが、出来ない。
従って、
(25)により、
(26)
① 2 3 1。
といふ「順番」に対しては、「返り点・括弧」を、付けることが、出来ない。
然るに、
(27)
① 2<3>1 & 2=1+1
である。
従って、
(26)(27)により、
(28)
① B<C>A & B=A+1
といふ「順番」に対しては、「返り点・括弧」を、付けることが、出来ない。
然るに、
(29)
① 4 2<3>1
② 2<5 3>1 4
といふ「順番」は、
① B<C>A & B=A+1
② B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を、含んでゐる。
従って、
(08)(28)(29)により、
(30)
① 只管要纏擾我 ⇒
① ヒタスラ 我ガ ヤッカイニナル。
② 端的看不出這婆子的本事来 ⇒
② 端的に這の婆子の本事を看出し来たらず。
といふ「白話文訓読」は、
① B<C>A & B=A+1
② B<C>A & B=A+1
といふ「順番」を、含んでゐる。が故に、「返り点・括弧」を、用ゐることが、出来ない。
平成28年01月14日、毛利太。

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