漢文の構造(SYNTAX)。 - 返り点に対する「括弧」の用法について提案

漢文の構造(SYNTAX)。

―「03月15日の記事」は書き直します。―
(01)
① 読(漢文)⇒
① (漢文)読=
① (漢文を)読む。
に於いて、
① 読  は、
① 漢文 の「2字」に係ってゐる。
然るに、
(02)
管到というのは「上の語が、下のことばのどこまでかかるか」ということである。なんことはない。諸君が古文や英語の時間でいつも練習している、あの「どこまでかかるか」である。漢文もことばである以上、これは当然でてくる問題である。管到の「管」は「領(おさめる)」の意味とほぼ同じと考えてよい。
(二畳庵主人、漢文法基礎、1984年、三八九頁)
それ故、
(01)(02)により、
(03)
① 読(漢文)⇒
① (漢文)読=
① (漢文を)読む。
に於いて、
① 読  の「管到」は、
① 漢文 の「2字」である。
この時、
(04)
Κ(読)=2
と書いて、「読 の管到は、2である。」と、読むことにする。
従って、
(05)
② 不〔読(漢文)〕⇒
② 〔(漢文)読〕不=
② 〔(漢文を)読ま〕ず。
の場合は、
Κ(不)=3
である。
従って、
(03)(05)により、
(06)
② 不〔読(漢文)〕⇒
② 〔(漢文)読〕不=
② 〔(漢文を)読ま〕ず。
に於いて、
Κ(読)=2
Κ(不)=3
である。
従って、
(07)
③ 中野有不必求以解英文法解漢文者=
③ 12FD3C86457B9AE。
に於いて、
Κ(有)=Κ(F)=12
Κ(不)=Κ(D)=10
Κ(求)=Κ(C)= 8
Κ(以)=Κ(8)= 4
Κ(解)=Κ(6)= 2
Κ(解)=Κ(B)= 2
であるならば、
③ 中野有不必求以解英文法解漢文者=
③ 12FD3C86457B9AE=
③ 中野有〈不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}者〉=
③ 12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
である。
然るに、
(08)
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
3=(囗囗囗)
2=(囗囗)
1=(囗)
に於いて、
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)は、
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)から、
1=(囗)までの、「14個の数」を、「含んでゐる」。
従って、
(09)
1=(囗)
2=(囗囗)
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
3=(囗囗囗)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
に於いて、
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)は、
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)から、
3=(囗囗囗)までの、「12個の数」を、「含んでゐる」。
(10)
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
3=(囗囗囗)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
に於いて、
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)は、
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)から、
3=(囗囗囗)までの、「10個の数」を、「含んでゐる」。
(11)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
に於いて、
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)は、
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)から、
4=(囗囗囗囗)までの、「8個の数」を、「含んでゐる」。
(12)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
に於いて、
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)は、
7=(囗囗囗囗囗囗囗)から、
4=(囗囗囗囗)までの、「4個の数」を、「含んでゐる」。
(13)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
に於いて、
6=(囗囗囗囗囗囗)は、
4=(囗囗囗囗)から、
5=(囗囗囗囗囗)までの、「2個の数」を、「含んでゐる」。
(14)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
に於いて、
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)は、
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)から、
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)までの、「2個の数」を、「含んでゐる」。
従って、
(08)~(14)により、
(15)
F は、E以下の、12個の「数」を「含んでゐ」て、
D は、C以下の、10個の「数」を「含んでゐ」て、
C は、B以下の、 8個の「数」を「含んでゐ」て、
8 は、7以下の、 4個の「数」を「含んでゐ」て、
6 は、5以下の、 2個の「数」を「含んでゐ」て、
B は、A以下の、 2個の「数」を「含んでゐ」る。
従って、
(07)(08)(09)(15)により、
(16)
③ 中野有不必求以解英文法解漢文者。
③ 12FD3C86457B9AE。
に於いて、
Κ(有)=Κ(F)=12
Κ(不)=Κ(D)=10
Κ(求)=Κ(C)= 8
Κ(以)=Κ(8)= 4
Κ(解)=Κ(6)= 2
Κ(解)=Κ(B)= 2
であるならば、
③ 中野有不必求以解英文法解漢文者=
③ 12FD3C86457B9AE=
③ 中野有〈不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}者〉=
③ 12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
であって、
1=(囗)
2=(囗囗)
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
3=(囗囗囗)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
であるが故に、
F は、12個の「数」を「含んでゐ」て、
D は、10個の「数」を「含んでゐ」て、
C は、 8個の「数」を「含んでゐ」て、
8 は、 4個の「数」を「含んでゐ」て、
6 は、 2個の「数」を「含んでゐ」る。
従って、
(16)により、
(17)
Κ(有)=Κ(F)= 12
Κ(不)=Κ(D)= 10
Κ(求)=Κ(C)=  8
Κ(以)=Κ(8)=  4
Κ(解)=Κ(6)=  2
Κ(解)=Κ(B)=  2
       F は、12個の「数」を「含んでゐ」て、
       D は、10個の「数」を「含んでゐ」て、
       C は、 8個の「数」を「含んでゐ」て、
       8 は、 4個の「数」を「含んでゐ」て、
       6 は、 2個の「数」を「含んでゐ」て、
       B は、 2個の「数」を「含んでゐ」る。
従って、
(17)により、
(18)
③ 中野有〈不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}者〉=
③ 12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
に於いて、
Κ(有)=Κ(F)=12
Κ(不)=Κ(D)=10
Κ(求)=Κ(C)= 8
Κ(以)=Κ(8)= 4
Κ(解)=Κ(6)= 2
Κ(解)=Κ(B)= 2
であることと、
③ 中野有不必求以解英文法解漢文者。
③ 12FD3C86457B9AE。
に於いて、
1=(囗)
2=(囗囗)
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
3=(囗囗囗)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
であることとは、「表現の違ひ」であって、「実質的には、同じこと」である。
然るに、
(19)
中野有不必求以解英文法解漢文者=
12FD3C86457B9AE=
中野有〈不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}者〉=
12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
に於いて、
6( )⇒( )6
8〔 〕⇒〔 〕8
B( )⇒( )B
C[ ]⇒[ ]C
D{ }⇒{ }D
F〈 〉⇒〈 〉F
といふ「倒置」を行ふと、
12〈{3[〔6(45)7〕8(9A)B]C}DE〉F=
中野〈{必[〔(英文)解法〕以(漢文)解]求}不者〉有=
中野に必ずしも英文を解する法を以て漢文解せんことを求めざる者有り。
然るに、
(20)
漢語における語順は、国語と大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である。
(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、二九六頁)
従って、
(19)(20)により、
(21)
中野有〈不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}者〉=
12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
に於ける「括弧と数」は、
中野有不必求以解英文法解漢文者=
12FD3C86457B9AE。
に於ける「補足構造」を表してゐる。
従って、
(19)(21)により、
(22)
中野有不必求以解英文法解漢文者=
12FD3C86457B9AE。
に於ける、
12FD3C86457B9AE。
といふ「数」は、「訓読の語順」と同時に、
中野有不必求以解英文法解漢文者。
といふ「漢文」の「補足構造」を表してゐる。
然るに、
(23)
12FD
従って、
(22)(23)により、
(24)
中=1
野=2
有=F = 地 = 坤     =〈
不=D = 丁 = 地     ={
必=3
求=C = 丙 = 乙     =[
以=8 = 下 = 下     =〔 
解=6 = 二 = 二     =(
英=4
文=5 = 一 = 一     = )
法=7 = 上 = 上     = 〕
解=B = 乙 = 二     =(
漢=9
文=A = 甲 = 一甲天 = )]}
者=E = 天 = 乾     = 〉
に於ける、
12FD3C86457B9AE
  地丁 丙下二 一上乙甲 天
  坤地 乙下二 一上二 一甲天乾
  〈{ [〔( )〕( )]}〉
といふ「数・返り点・返り点・括弧」は、
中野有不必求以解英文法解漢文者。
といふ「漢文」の「補足構造」を表してゐて、尚且つ、
中野有不必求以解英文法解漢文者=
中野に必ずしも英文を解する法を以て漢文解せんことを求めざる者有り。
といふ「漢文訓読」の「語順」を表してゐる。
(25)
12FD3C86457B9AE。
に関して言へば、
123456789ABCDEF。
といふ「順序数」としてみれば、
中野有不必求以解英文法解漢文者=
中野に必ずしも英文を解する法を以て漢文解せんことを求めざる者有り。
といふ「漢文訓読の語順」を表してゐて、
1=(囗)
2=(囗囗)
F=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
D=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
3=(囗囗囗)
C=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
8=(囗囗囗囗囗囗囗囗)
6=(囗囗囗囗囗囗)
4=(囗囗囗囗)
5=(囗囗囗囗囗)
7=(囗囗囗囗囗囗囗)
B=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
9=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
A=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
E=(囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗)
といふ「集合数」として見れば、
中野有〈不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}者〉=
12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
といふ「漢文の補足構造」を表してゐる。
然るに、
(26)
漢語文法の基礎となっている文法的な関係として、次の四つの関係をあげることができる。
(一)主述関係  主語 ― 述語
(二)修飾関係 修飾語 ― 被修飾語
(三)補足関係 叙述語 ― 補足語
(四)並列関係 並列語 ― 並列語
(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、281~284頁改)
従って、
(25)(26)により、
(27)
12F〈D{3C[8〔6(45)7〕B(9A)]}E〉。
に於ける、「括弧」は、
(三)補足関係 叙述語 ― 補足語
だけを、表してゐる。
然るに、
(28)
中=1=形容詞(middle)
野=2=名 詞(field)
必=3=副 詞(always)
英=4=形容詞(English)
文=5=名 詞(writing)
法=7=名 詞(method)
漢=9=形容詞(Chinese)
文=A=名 詞(writing)
者=C=名 詞(person)
従って、
(26)(27)(28)により、
(29)
1+2>F〈D{3+C[8〔6(4+5)+7〕B(9+A)]}+E〉。
とすることにより、
に於ける、「+」と「括弧」は、
(二)修飾関係 修飾語 ― 被修飾語
(三)補足関係 叙述語 ― 補足語
を表してゐる。
従って、
(29)に加へて、
(30)
(一) 主語>述語
(四)並列語・並列語
とすれば、
1+2>F〈D{3+C[8〔6(4・5)+7〕B(9+A)]}+E〉。
とすることにより、
に於ける、「>」と「+」と「括弧」と「・」は、
1+2>F〈D{3+C[8〔6(4・5)+7〕B(9+A)]}+E〉。
に於ける、
(一)主述関係  主語 ― 述語
(二)修飾関係 修飾語 ― 被修飾語
(三)補足関係 叙述語 ― 補足語
(四)並列関係 並列語 ― 並列語
を表してゐる。
従って、
(31)
(Ⅰ)>
(Ⅱ)+
(Ⅲ)( )〔 〕[ ]{ }〈 〉
(Ⅳ)・
を用ゐることにより、
(一)主述関係  主語 ― 述語
(二)修飾関係 修飾語 ― 被修飾語
(三)補足関係 叙述語 ― 補足語
(四)並列関係 並列語 ― 並列語
といふ、「漢語文法の基礎となっている文法的である所の四つの関係」を、表すことが、出来る。
然るに、
(32)
デジタル大辞泉の解説
かく‐じょし【格助詞】
助詞の種類の一。体言または体言に準ずるものに付いて、それが文中で他の語とどんな関係にあるかを示す助詞。
従って、
(31)(32)により、
(33)
(Ⅰ)>
(Ⅱ)+
(Ⅲ)( )〔 〕[ ]{ }〈 〉
(Ⅳ)・
は、言はば、「格助詞(Case particle)」である。
平成28年03月16日、毛利太。
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