『括弧・返り点』の条件。 - 返り点に対する「括弧」の用法について提案

『括弧・返り点』の条件。

―「04月15日の記事」をマイナーチェンジします。―
(01)
( )
〔 〕
[ ]
{ }
を「括弧」とする。
(02)
( )の中には、「括弧」は無く、
〔 〕の中には、一つ以上の( )が有り、
[ ]の中には、一つ以上の〔 〕が有り、
{ }の中には、一つ以上の[ ]が有る。
ならば、その時に限って、『括弧』とする。
従って、
(01)(02)により、
(03)
( )
〔( )〕
〔( )( )〕
[〔( )〕( )]
等は、『括弧』であるが、
〔( 〕)
(〔 )〕
等は、『括弧』ではない。
(04)
「ルール」により、
(Ⅰ)囗の右側が、{[〔( と接してゐないならば、「普通に、読む」。
(Ⅱ)囗の右側が、{[〔( と接してゐる ならば、『より内側の「括弧」の中の囗』を「先に読む」。
従って、
(05)
読(漢文)。
不〔読(漢文)〕。
有〔読(漢文)者〕。
我不〔必読(漢文)〕。
であれば、
3(12)  =漢文を読む。
4〔3(12)〕 =漢文を読まず。
5〔3(12)4〕=漢文を読む者有り。
16〔25(34)〕=我、必ずしも漢文を読まず。
といふ「順番」で、「括弧」の中を「先に読む」。
従って、
(06)
2囗1
に於いて、
1 を、2 よりも「先に読む」ためには、
2(囗1)
としなければ、ならない。
然るに、
(07)
2(囗1)
に於いて、
囗=3
であれば、
2(31)
であるため、
1 だけでなく、3 も、2 よりも「先に読む」ことになる。
然るに、
(08)
213
に於いて、
1 を、2 よりも「先に読む」ためには、
2(1)3
とすれば、良い。
(09)
2囗13
に於いて、
1 を、2 よりも「先に読む」ためには、
2(囗1)3
としなければ、ならない。
然るに、
(10)
2(囗1)3
に於いて、
囗=4
であれば、
2(41)3
であるため、
1 だけでなく、4 も、2 よりも「先に読む」ことになる。
然るに、
(11)
2143
に於いて、
1 を、2 よりも「先に読み」、
3 を、4 よりも「先に読む」ためには、
2(1)4(3)
とすれば、良い。
(12)
5囗3(12)4
に於いて、
3(12)4 を、5 よりも「先に読む」ためには、
5〔囗3(12)4〕
としなければ、ならない。
然るに、
(13)
5〔囗3(12)4〕
に於いて、
囗=6
であれば、
5〔63(12)4〕
であるため、
3(12)4 だけでなく、6 も、5 より「先に読む」ことになる。
然るに、
(14)
5〔3(12)4〕6
であれば、
12 を 読んだ後で、34 を 読み、
34 を 読んだ後で、5 を 読み、その後で、6 を読む。ことになる。
従って、
(06)~(14)により、
(15)
2(1)3
2(1)4(3)
5〔3(12)4〕6
ではなく、
2(31)
2(41)3
5〔63(12)4〕
に於ける、
2<3>1(3-1=2)
2<4>1(4-1=3)
5<6>4(6-4=2)
のやうな、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含む「順番」は、『括弧』を用ゐて、
N<N+1<N+A
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)る」ことは、出来ない。
然るに、
(16)
4〔2(1)3〕
4〔2(1)3〕5
5〔2(1)34〕6
6〔3(12)45〕7
7〔14(23)56〕8
18〔25(34)67〕9
である。
従って、
(17)
4213
42135
521346
6312457
71423568
182534679
に於いて、これらは全て、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでゐない。
然るに、
(18)
(a)『返り点』は「下(右)から上(左)へ返る点」であって、「上(左)から下(右)へ返る点」ではない。
従って、
(18)により、
(19)
① 二 → 三
② 二 → 三 → 四
を含む、
① 二 三 一
② 二 三 四 一
といふ「それ」は、『返り点』ではない。
然るに、
(20)
① 二 三 一
② 二 三 四 一
であれば、例へば、
① 152634
② 5162734
であって、尚且つ、
① 5<6>4
② 5<6 7>4
である。
cf.
①二三一 
従って、
(15)(19)(20)により、
(21)
① 二 三 一
② 二 三 四 一
といふ「それ」は、『返り点』ではないし、
① 二 三 一
② 二 三 四 一
といふ「それ」は、『括弧』を用ゐて、
N<N+1<N+A(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)る」ことが、出来ない。
(22)
① 下 二 一 中 上
② 下 中 二 一 上
③ 二 下 一 中 上
④ 二 下 中 一 上
⑤ 下 二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
に於いて、
③ 二 下 一
④ 二 下 中 一 
⑤   二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
であるため、これらの四つは、「一二点」が「上下点」をまたいでゐる。
然るに、
(23)
上中下点(上・下、上・中・下)
必ず一二点をまたいで返る場合に用いる(数学の式における( )が一二点で、{ }が上中下点に相当するものと考えるとわかりやすい)。
(原田種成、私の漢文講義、1995年、四三頁)
従って、
(22)(23)により、
(24)
① 下 二 一 中 上
② 下 中 二 一 上
は、『返り点』であるが、
③ 二 下 一 中 上
④ 二 下 中 一 上
⑤ 下 二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
等は、『返り点』ではない。
然るに、
(25)
一=1
二=2
上=3
中=4
下=5
であるとする。
従って、
(26)
① 下 二 一 中 上
② 下 中 二 一 上
③ 二 下 一 中 上
④ 二 下 中 一 上
⑤ 下 二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
であれば、
① 5 2 1 4 3
② 5 4 2 1 3
③ 2<5>1 4 3
④ 2<5 4>1 3
⑤ 5 2<4 3>1
⑥ 2<5 4 3>1
である。
従って、
(26)により、
(27)
① 下 二 一 中 上
② 下 中 二 一 上
ではなく、
③ 二 下 一 中 上
④ 二 下 中 一 上
⑤ 下 二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
の場合は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでゐる。
従って、
(15)(27)により、
(28)
③ 二 下 一 中 上
④ 二 下 中 一 上
⑤ 下 二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
の四つは、『括弧』を用ゐて、
③ 1<2<3<4<5
④ 1<2<3<4<5
⑤ 1<2<3<4<5
⑥ 1<2<3<4<5
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)る」ことが、出来ない。
従って、
(21)(24)(28)により、
(29)
① 二 三 一
② 二 三 四 一
③ 二 下 一 中 上
④ 二 下 中 一 上
⑤ 下 二 中 上 一
⑥ 二 下 中 上 一
といふ六つは、『括弧・返り点』を用ゐて、
① 1<2<3
② 1<2<3<4
③ 1<2<3<4<5
④ 1<2<3<4<5
⑤ 1<2<3<4<5
⑥ 1<2<3<4<5
といふ「順番」に「並び替へ(ソートす)る」ことが、出来ない。
然るに、
(30)
例へば、
③ 419235867
③ 4<9>3 8 7
の場合も、
③ 二<下>一 中 上
である。ものの、
③ 4<9>3
であるため、この場合も、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでゐる。
cf.
②二下一中上 
然るに、
(31)
一=01、二=02、三=01
上=11、中=12、下=13
甲=21、乙=22、丙=23
天=31、地=32、人=33
といふ風に、見做した場合は、
一<二<三<上<中<下<甲<乙<丙<天<地<人
である。
従って、
(31)により、
(32)
③ 二 下 一 中 上
③ 02<13>01 12 11
であって、
③ 下 丙 上 乙 二 一 甲
③ 13<23>11 22 02 01 21
であって、尚且つ、
③ 乙 人 甲 下 二 一 上 地 天
③ 22<33>21 13 02 01 11 32 31
であるため、これらは全て、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでゐる。
然るに、
(33)
(a)『返り点』は「下(右)から上(左)へ返る点」であって、「上(左)から下(右)へ返る点」ではない。
(b)天・地点の間には甲・乙点が無ければならず、甲・乙点の間には上・下点(か、一・二点)が無ければならず、上・下点の間には一・二点が無ければならない。
従って、
(24)(30)(32)(33b)により、
(34)
③ 二 下 一 中 上
と同じく、
③ 下 丙 上 乙 二 一 甲
③ 乙 人 甲 下 二 一 上 地 天
といふ「それ」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでゐて、尚且つ、『返り点』ではない。
加へて、
(35)

二 一レ
下 上レ
乙 甲レ
地 天レ
の場合は、
二 一
三 二 一
下 中 上
丙 乙 甲
人 地 天
と、「同じこと」である。
cf.
同じこと 
従って、
(33)(34)(35)により、
(36)
( )
〔 〕
[ ]
{ }
といふ「括弧」と、

二 一レ
下 上レ
乙 甲レ
地 天レ
一 二 三 四 五 ・ ・ ・ ・ ・
上 中 下
甲 乙 丙 丁 戊 ・ ・ ・ ・ ・
天 地 人
といふ「返り点」の間に、「過不足」が生じない限り、
『括弧』 によって表すことが出来る「返読の順番の集合」は、
『返り点』によって表すことが出来る「返読の順番の集合」に等しい。
従って、
(37)
これで「ヲシマイ(Q.E.D.)」であると思ふものの、実際にさうか、次の「40個の順番」等で、確かめることにする。
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
③ 1342 *
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑱ 4231 *
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142536
⑲ 7162345
⑳ 7162534
① 2347561 *
② 2534671 *
④ 2734561 *
⑤ 2736451 *
⑥ 2475631 *
⑫ 4236751 *
⑯ 2364571 *
⑰ 4253671 *
⑲ 6234571 *
⑳ 6253471 *
(38)
4P4=4×3×2×1=24個
であるため、
① 1243
② 1324
③ 1342 *
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑫ 3214
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑯ 4132
⑰ 4213
⑱ 4231 *
⑲ 4312
⑳ 4321
の中には、
1234
2134
3124
4123
が、入っていない。
然るに、
(39)
① 1234
② 2134
③ 3124
④ 4123
に対する『括弧』は、
① 1234
② 2(1)34
③ 3(12)4
④ 4(123)
であって、尚且つ、『返り点』は、

② レ
③ 二 一
④ 二 一
である。
cf.
1234.png 
然るに、
(40)
① 1<2<3<4
② 2>1<3<4
③ 3>1<2<4
④ 4>1<2<3
であるため、
① 1234
② 2134
③ 3124
④ 4123
の場合は、確かに、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでいない。
然るに、
(41)
① 1243
② 1324
③ 1342 *
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑫ 3214
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑯ 4132
⑰ 4213
⑱ 4231 *
⑲ 4312
⑳ 4321
にあって、
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
の場合は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでいない。
然るに、
(42)
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
に対する『括弧』は、
① 124(3)
② 13(2)4
④ 14(23)
⑤ 14〔3(2)〕
⑥ 2(1)4(3)
⑫ 3〔2(1)〕4
⑯ 4〔13(2)〕
⑰ 4〔2(1)3〕
⑲ 4〔3(12)〕
⑳ 4[3〔2(1)〕]
である。
然るに、
(43)
① 124(3)
② 13(2)4
④ 14(23)
⑤ 14〔3(2)〕
⑥ 2(1)4(3)
⑫ 3〔2(1)〕4
⑯ 4〔13(2)〕
⑰ 4〔2(1)3〕
⑲ 4〔3(12)〕
⑳ 4[3〔2(1)〕]
に対する『返り点』は、
① レ
② レ
④ 二 一
⑤ レ レ
⑥ レ レ
⑫ レ レ
⑯ 二 一レ
⑰ 二 レ 一
⑲ レ 二 一
⑳ レ レ レ
である。
cf.
124r3 
然るに、
(44)
③ 1342 *
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑱ 4231 *
といふ「10個の順番」は、
③ 3<4>2   *
⑦ 2<3>1   *
⑧ 2<3<4>1 *
⑨ 2<4>1   *
⑩ 2<4>3>1 *
⑪ 3<4>2   *
⑬ 2<4>1   *
⑭ 3<4>1   *
⑮ 3<4>2   *
⑱ 2<3>1   *
といふ風に、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を、含んでゐる。
然るに、
(45)
尚且つ、この場合は、
③ 13(42)   *
⑦ 2(31)4   *
⑧ 2(341)   *
⑨ 2(41)3   *
⑩ 2(431)   *
⑪ 3(142)   *
⑬ 3〔2(41)〕 *
⑭ 3(412)   *
⑮ 3〔42(1)〕 *
⑱ 4〔2(31)〕 *
といふ『括弧』を用ゐても、
③ 1(42)3   *
⑦ (31)24   *
⑧ (341)2   *
⑨ (41)23   *
⑩ (431)2   *
⑪ (142)3   *
⑬ 〔(41)2〕3 *
⑭ (412)3   *
⑮ 〔4(1)2〕3 *
⑱ 〔(31)2〕4 *
といふ「順番」にしか、ならない。
加へて、
(46)
③  二 三 一  *
⑦ 二 三 一   *
⑧ 二 三 四 一 *
⑨ 二 下 一 上 *
⑩ 二 四 三 一 *
⑪ 三 一 四 二 *
⑬ 三 二 四 一 *
⑭ 二 三  一  *
⑮ 三 四 二 一 *
⑱ 下 二 上 一 *
であるものの、これらは全て、
(a)『返り点』は、「下(右)から上(左)へ返る点」であって、「上(左)から下(右)へ返る点」ではない。
(b)天・地点の間には甲・乙点が有り、甲・乙点の間には上・下点(か、一・二点)が有り、上・下点の間には一・二点が有る。
といふ「ルール」に「違反」する。
すなはち、
(47)
⑨ 二 下 一   *
⑱ 二 上 一   *
であれば、却って、
一・二点の間に、上・下点が有り、
③  二 三    *
⑦ 二 三     *
⑧ 二 三 四   *
⑩ 二   三   *
⑪ 三   四   *
⑬ 三   四   *
⑭ 二 三      *
⑮ 三 四     *
であれば、「上(左)から下(右)へ、返ってゐる」。
cf.
2314.png 
従って、
(41)~(47)により、
(48)
① 1243
② 1324
③ 1342 *
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑫ 3214
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑯ 4132
⑰ 4213
⑱ 4231 *
⑲ 4312
⑳ 4321
といふ「20個の順番」が与へられた際に、これらの内の「任意の順番」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐない。ならば、その時に限って、『括弧・返り点』を付けることが、出来る。
然るに、
(49)
① 1243
に対する、
① 1囗2囗4囗3
に於いて、
①  囗 囗 囗
には、「返り点」は付かない。とするならば、
① 1<囗>2<囗>4>囗>3
ではなく、
① 1<囗<2<囗<4>囗<3
でなければ、ならない。
(50)
① 1<囗>2
であれば、例へば、
① 1<3>2
であるため、
① 3 と 2 の間に、
①   レ が有って、その
① レ が、
① 3 に付くことになり、それ故、
① 1囗2囗4囗3
に於いて、
①  囗 囗 囗
には、「返り点」は付かない。とするならば、
① 1<囗<2<囗<4>囗<3
でなければ、ならない。
然るに、
(51)
①  囗 囗 囗
は、「自然数」である。
従って、
(50)(51)により、
(52)
① 1<囗<2<囗<4>囗<3
の場合であれば
① 1<2<3<4<7>5<6
でなければ、ならない。
従って、
(52)により、
(53)
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
に対して、例へば、
① 1囗2囗4囗3
② 1囗3囗2囗4
④ 1囗4囗2囗3
⑤ 1囗4囗3囗2
⑥ 2囗1囗4囗3
⑫ 3囗2囗1囗4
⑯ 4囗1囗3囗2
⑰ 4囗2囗1囗3
⑲ 4囗3囗1囗2
⑳ 4囗3囗2囗1
といふ風に、囗を加へたとして、囗には、『返り点』が付かないとすれば、
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
といふ「順番」になる。
然るに、
(54)
① 1243
① 1234756
であれば、
① 1 2 4 3
① 1 3 7 6
① 1234756
である。
従って、
(55)
① 1 2 4 3
といふ「順番」が、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐないのであれば、
① 1234756
といふ「順番」も、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐない。
従って、
(41)(53)(54)(55)により、
(56)
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
が、さうであるやうに、
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
といふ「順番」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番」を含んでゐない。
従って、
(15)(42)(56)により、
(57)
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
に対する『括弧』も、
① 1 2 4 3
② 1 3 2 4
④ 1 4 2 3
⑤ 1 4 3 2
⑥ 2 1 4 3
⑫ 3 2 1 4
⑯ 4 1 3 2
⑰ 4 2 1 3
⑲ 4 3 1 2
⑳ 4 3 2 1
と同じく、
① 12347(56)
② 125(34)67
④ 127(3456)
⑤ 127〔36(45)〕
⑥ 3(12)47(56)
⑫ 5〔14(23)〕67
⑯ 7〔1236(45)〕
⑰ 7〔14(23)56〕
⑲ 7〔16(2345)〕
⑳ 7[16〔25(34)〕]
である。
然るに、
(58)
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
に対して、「レ点」は、付かないため、『返り点』は、
① レ
② レ
④ 二 一
⑤ レ レ
⑥ レ レ
⑫ レ レ
⑯ 二 一レ
⑰ 二 レ 一
⑲ レ 二 一
⑳ レ レ レ
ではなく、
① 二 一
② 二 一
④ 二 一
⑤ 三 二 一
⑥ 二 一 二 一
⑫ 三 二 一
⑯ 三 二 一
⑰ 下 二 一 上
⑲ 三 二 一
⑳ 四 三 二 一
である。
cf.
7162534.png
従って、
(48)(57)(58)により、
(59)
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
③ 1342 *
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑱ 4231 *
といふ「20個の順番」に対して、
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
といふ「10個の順番」が加はった、「30個の順番」が与へられた際に、これらの内の「任意の順番」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐない。ならば、その時に限って、『括弧・返り点』を付けることが、出来る。
(60)
① 1│234756
② 1│253467
④ 1│273456
⑤ 1│273645
⑥ 31│24756
⑫ 51│42367
⑯ 71│23645
⑰ 71│42356
⑲ 71│62345
⑳ 71│62534
といふ「順番」を、「│の位置で、前後を入れ換へる」と、
① │2347561
② │2534671
④ │2734561
⑤ │2736451
⑥ │2475631
⑫ │4236751
⑯ │2364571
⑰ │4235671
⑲ │6234571
⑳ │6253471
となって、これらは全て、少なくとも、
① │2<3>1
② │2<5>1
④ │2<7>1
⑤ │2<7>1
⑥ │2<4>1
⑫ │2<3>1
⑯ │2<3>1
⑰ │2<3>1
⑲ │2<3>1
⑳ │2<5>1
といふ「順番」を含んでゐる。
従って、
(60)により、
(61)
① 2347561 *
② 2534671 *
④ 2734561 *
⑤ 2736451 *
⑥ 2475631 *
⑫ 4236751 *
⑯ 2364571 *
⑰ 4235671 *
⑲ 6234571 *
⑳ 6253471 *
といふ「順番」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐる。
然るに、
(62)
例へば、
① 2347561 *
であれば、
① 2‐3‐475‐61 *
のやうに、「ハイフン」を用ゐることにする。
従って、
(63)
① 2‐3‐475‐61 *
② 253‐46‐71  *
④ 273‐4‐5‐61 *
⑤ 27364‐51   *
⑥ 2475‐631   *
⑫ 42‐36‐751  *
⑯ 2‐364‐571  *
⑰ 42‐35‐6‐71 *
⑲ 62‐3‐4‐571 *
⑳ 6253‐471   *
に於ける、
① 2‐3‐4 5‐6
② 3‐4 6‐7
④ 3‐4‐5‐6
⑤ 4‐5
⑥ 5‐6
⑫ 2‐3 6‐7
⑯ 2‐3 4‐5
⑰ 2‐3 5‐6‐7
⑲ 2‐3‐4‐5
⑳ 3‐4
等は、それぞれが、「熟語(a word)」でなければならない。
従って、
(63)により、
(64)
例えば、
① 2‐3‐475‐61 *
であれば、
①「七文字」からなる「四語」である。
cf.
WORD は、 「四文字」からなる「一語」。
漢字 は、通常、「一文字」からなる「一語」。
従って、
(63)(64)により、
(65)
例へば、
① 2347561 *
① 2‐3‐475‐61 *
であれば、
① 2<7>5>1 *
① 2<4>3>1 *
であると「見做し」、それ故、
① 2347561 *
② 2534671 *
④ 2734561 *
⑤ 2736451 *
⑥ 2475631 *
⑫ 4236751 *
⑯ 2364571 *
⑰ 4235671 *
⑲ 6234571 *
⑳ 6253471 *
といふ「順番」は、
①  2431   *
②  24351  *
④  2431   *
⑤  263541 *
⑥  246531 *
⑫ 32541   *
⑯  24351  *
⑰ 3241    *
⑲ 3241    *
⑳ 524361  *
といふ風に、「見做す」ことが出来る。
然るに、
(66)
①  2囗囗1   *
②  2囗囗囗1  *
④  2囗囗1   *
⑤  2囗囗囗囗1 *
⑥  2囗囗囗囗1 *
⑫ 32囗囗1   *
⑯  2囗囗囗1  *
⑰ 32囗1    *
⑲ 32囗1    *
⑳ 52囗囗囗1  *
に於いて、囗≠1であって、囗≠2であるため、囗≧3 である。
従って、
(61)~(66)により、
(67)
① 2431   *
② 24351  *
④ 2431   *
⑤ 263541 *
⑥ 246531 *
⑫ 32541  *
⑯ 24351  *
⑰ 3241   *
⑲ 3241   *
⑳ 524361 *
といふ「順番」も、当然、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐる。
然るに、
(68)
① 2431   *
② 24351  *
④ 2431   *
⑤ 263541 *
⑥ 246531 *
⑫ 32541  *
⑯ 24351  *
⑰ 3241   *
⑲ 3241   *
⑳ 524361 *
に対する「返り点」は、
① 二 四 三 一
② 二 四 三 五 一
④ 二 四 三 一
⑤ 二 下 三 上 四 一
⑥ 二 四 六 五 三 一
⑫ 三 二 五 四 一
⑯ 二 四 三 五 一
⑰ 三 二 四 一
⑲ 三 二 四 一
⑳ 五 二 四 三 六 一
である。
cf.
 3241.png 
然るに、
(69)
③  二 三 一  *
⑦ 二 三 一   *
⑧ 二 三 四 一 *
⑨ 二 下 一 上 *
⑩ 二 四 三 一 *
⑪ 三 一 四 二 *
⑬ 三 二 四 一 *
⑭ 二 三  一  *
⑮ 三 四 二 一 *
⑱ 下 二 上 一 *
に加へて、
① 二 四 三 一     *
② 二 四 三 五 一   *
④ 二 四 三 一     *
⑤ 二 下 三 上 四 一 *
⑥ 二 四 六 五 三 一 *
⑫ 三 二 五 四 一   *
⑯ 二 四 三 五 一   *
⑰ 四 二 五 一     *
⑲ 三 二 四 一     *
⑳ 五 二 四 三 六 一 *
といふ「それら」は、
(a)『返り点』は、「下(右)から上(左)へ返る点」であって、「上(左)から下(右)へ返る点」ではない。
(b)天・地点の間には甲・乙点が有り、甲・乙点の間には上・下点(か、一・二点)が有り、上・下点の間には一・二点が有る。
といふ「ルール」を「無視」してゐるため、『返り点』ではない。
然るに、
(70)
⑳ 4[3〔2(1)〕]
に於いて、
⑳ 2( )⇒( )2
⑳ 3〔 〕⇒〔 〕3
⑳ 4[ ]⇒[ ]4
といふ「倒置」を行ふと、
⑳ 4[3〔2(1)〕]⇒
⑳ [〔(1)2〕3]4=
⑳    1<2<3<4。
といふ「ソート(並び替へ)」が、成立する。
従って、
(71)
⑩ 2(431) *
の『括弧』を、
⑩ 2(4[3〔1)〕] *
といふ「それ」に「書き換へ」た上で、
⑩ 2( )⇒( )2
⑩ 3〔 〕⇒〔 〕3
⑩ 4[ ]⇒[ ]4
といふ「倒置」を行ふと、
⑩ 2(4[3〔1)〕]⇒
⑩ ([〔1)2〕3]4=
⑩    1<2<3<4。
といふ「ソート(並び替へ)」が、成立する。
然るに、
(01)(02)(03)により、
(72)
⑳ 4[3〔2(1)〕]
⑩ 2(4[3〔1)〕]
に於いて、
⑳ [〔( )〕] は、『括弧』であるが、
⑩ ([〔 )〕] は、『括弧』ではない。
従って、
(73)
必ずしも、『括弧』である「必要」がない。のであれば、
① 2(4[3〔1)〕]
② 2(4[3〔5{1)〕]}
④ 2(4[3〔1)〕]
⑤ 2(6〈3〔5{4[1)〕]}〉
⑥ 2(4[6〈5{3〔1)〕]}〉
⑫ 3〔2(5{4[1)〕]}
⑯ 2(4[3〔5{1)〕]}
⑰ 3〔2(4[1)〕]
⑲ 3〔2(4[1)〕]
⑳ 5{2(4[3〔6〈1)〕]}〉
① 2‐3-4(7[5‐6〔1)〕]
② 2(5[3‐4〔6‐7{1)〕]}
④ 2(7[3‐4‐5‐6〔1)〕]
⑤ 2(7〈3〔6{4‐5[1)〕]}〉
⑥ 2(4[7〈5‐6{3〔1)〕]}〉
⑫ 4〔2‐3(6‐7{5[1)〕]}
⑯ 2‐3(6[4‐5〔7{1)〕]}
⑰ 4〔2‐3(5‐6‐7[1)〕]
⑲ 6〔2‐3‐4‐5(7[1)〕]
⑳ 6{2(5[3‐4〔7〈1)〕]}〉
といふ「括弧」により、
① ([〔1)2〕3]4
② ([〔{1)2〕3]4}5
④ ([〔1)2〕3]4
⑤ (〈〔{[1)2〕3]4}5〉6
⑥ ([〈{〔1)2〕3]4}5〉6
⑫ 〔({[1)2〕3]4}5
⑯ ([〔{1)2〕3]4}5
⑰ 〔([1)2〕3]4
⑲ 〔([1)2〕3]4
⑳ {([〔〈1)2〕3]4}5〉6
① ([〔1)2‐3-4〕5‐6]7
② ([〔{1)2〕3‐4]5}6‐7
④ ([〔1)2〕3‐4‐5‐6]7
⑤ (〈〔{[1)2〕3]4‐5}6〉7
⑥ ([〈{〔1)2〕3]4}5-6〉7
⑫ [(〔〈{1)2〕3]4}5〉6‐7
⑯ ([〔{1)2‐3〕4‐5]6}7
⑰ 〔([1)2‐3〕4]5‐6‐7
⑲ 〔([1)2‐3‐4‐5〕6]7
⑳ {([〔〈1)2〕3‐4]5}6〉7
といふ「順番」を表すことも、出来ないわけではない。
然るに、
(01)(02)により、
(74)
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142536
⑲ 7162345
⑳ 7162534
に対する、
① ( )
② ( )
④ ( )
⑤ 〔( )〕
⑥ ( )( )
⑫ 〔( )〕
⑯ 〔( )〕
⑰ 〔( )〕
⑲ 〔( )〕
⑳ [〔( )〕]
が、『括弧』であるのに対して、
① 2431   *
② 24351  *
④ 2431   *
⑤ 263541 *
⑥ 246531 *
⑫ 32541  *
⑯ 24351  *
⑰ 3241   *
⑲ 3241   *
⑳ 524361 *
に対する、
① ([〔 )〕]
② ([〔{ )〕]}
④ ([〔 )〕]
⑤ (〈〔{[ )〕]}〉
⑥ ([〈{〔 )〕]}〉
⑫ 〔({[ )〕]}
⑯ ([〔{ )〕]}
⑰ 〔([ )〕]
⑲ 〔([ )〕]
⑳ {([〔〈 )〕]}〉
といふ「それ」は、もちろん、『括弧』ではない。
従って、
(61)(67)(69)(74)により、
(75)
① 2347561 *
② 2534671 *
④ 2734561 *
⑤ 2736451 *
⑥ 2475631 *
⑫ 4236751 *
⑯ 2364571 *
⑰ 4235671 *
⑲ 6234571 *
⑳ 6253471 *
といふ「順番」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を、含んでゐて、尚かつ、『括弧・返り点』を付けることが出来ない。
従って、
(59)(75)により、
(76)
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
③ 1342 *
⑦ 2314 *
⑧ 2341 *
⑨ 2413 *
⑩ 2431 *
⑪ 3142 *
⑬ 3241 *
⑭ 3412 *
⑮ 3421 *
⑱ 4231 *
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
といふ「30個の順番」に対して、
① 2347561 *
② 2534671 *
④ 2734561 *
⑤ 2736451 *
⑥ 2475631 *
⑫ 4236751 *
⑯ 2364571 *
⑰ 4235671 *
⑲ 6234571 *
⑳ 6253471 *
といふ「10個の順番」が加はった、「40個の順番」が与へられた際に、これらの内の「任意の順番」は、
N+1<N+A>N(NとAは自然数で、A≧2)
といふ「順番*」を含んでゐない。ならば、その時に限って、『括弧・返り点』を付けることが、出来る。
従って、
(77)
『括弧』 によって表すことが出来ない「返読の順番*の集合」は、
『返り点』によって表すことが出来ない「返読の順番*の集合」に等しい。
従って、
(78)
『括弧』 によって表すことが出来る「返読の順番の集合」は、
『返り点』によって表すことが出来る「返読の順番の集合」に等しい。
従って、
(76)(78)により、
(79)
① 1243
② 1324
④ 1423
⑤ 1432
⑥ 2143
⑫ 3214
⑯ 4132
⑰ 4213
⑲ 4312
⑳ 4321
① 1234756
② 1253467
④ 1273456
⑤ 1273645
⑥ 3124756
⑫ 5142367
⑯ 7123645
⑰ 7142356
⑲ 7162345
⑳ 7162534
に対する、
① レ
② レ
④ 二 一
⑤ レ レ
⑥ レ レ
⑫ レ レ
⑯ 二 一レ
⑰ 二 レ 一
⑲ レ 二 一
⑳ レ レ レ
① 二 一
② 二 一
④ 二 一
⑤ 三 二 一
⑥ 二 一 二 一
⑫ 三 二 一
⑯ 三 二 一
⑰ 下 二 一 上
⑲ 三 二 一
⑳ 四 三 二 一
は、『返り点』であって、
① 124(3)
② 13(2)4
④ 14(23)
⑤ 14〔3(2)〕
⑥ 2(1)4(3)
⑫ 3〔2(1)〕4
⑯ 4〔13(2)〕
⑰ 4〔2(1)3〕
⑲ 4〔3(12)〕
⑳ 4[3〔2(1)〕]
① 12347(56)
② 125(34)67
④ 127(3456)
⑤ 127〔36(45)〕
⑥ 3(12)47(56)
⑫ 5〔14(23)〕67
⑯ 7〔1236(45)〕
⑰ 7〔14(23)56〕
⑲ 7〔16(2345)〕
⑳ 7[16〔25(34)〕]
は、『括弧』である。
(80)
⑰ 有読書者=
⑰ 書を読む者有り。
といふ「漢文」には、
⑰ 有〔読(書)者〕。
といふ「補足構造」が、初めから有って、その一方で、
漢語における語順は、国語と大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、二九六頁)。
とすれば、
⑰ 有読書者=
⑰ 有〔読(書)者〕=
⑰ 4〔2(1)3〕⇒
⑰ 〔(1)23〕4=
⑰ 〔(書)読者〕有=
⑰ 〔(書を)読む者〕有り。
といふ「漢文訓読」が成立することは、「当然」である。
然るに、
(81)
このやうな「事情」が、「全ての漢文」に於いて、成立してゐるとすれば、
( )
〔 〕
[ ]
{ }
といふ「括弧」と、

二 一レ
下 上レ
乙 甲レ
地 天レ
一 二 三 四 五 ・ ・ ・ ・ ・
上 中 下
甲 乙 丙 丁 戊 ・ ・ ・ ・ ・
天 地 人
といふ「返り点」の間に、「過不足」が生じない限り、
『返り点』が表す「返読の順番」を、『括弧』でも表すことが出来ることは、当然である。
平成28年04月22日、毛利太。
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