「漢文訓読」と「交換法則」。 - 返り点に対する「括弧」の用法について提案

「漢文訓読」と「交換法則」。

(01)
⑤ 7×〔3×(1+2)+6×(4+5)〕=
⑤ 7×〔3×(3)+6×(9)〕=
⑤ 7×〔9+54〕=
⑤ 7×63=441
然るに、
(02)
⑤ 〔(1+2)×3+(4+5)×6〕×7=
⑤ 〔(3)×3+(9)×6〕×7=
⑤ 〔9+54〕×7=
⑤ 63×7=441
従って、
(01)(02)により、
(03)
⑤ 7×〔3×(1+2)+6×(4+5)〕=
⑤ 〔(1+2)×3+(4+5)×6〕×7。
cf.
交換法則(こうかんほうそく、英: Commutative property) は数学における法則の一つ。可換則(かかんそく)ともいう(ウィキペディア)。
従って、
(04)
⑤ 如 揮 快 刀 断 乱 麻=
⑤ 7 3 1 2 6 4 5。
であるとして、
⑤ 如×〔揮×(快+刀)+断×(乱+麻)〕=
⑤ 〔(快+刀)×揮+(乱+麻)×断〕×如。
である。
従って、
(05)
「×、+」を「省略」すると、
⑤ 如〔揮(快刀)断(乱麻)〕=
⑤ 〔(快刀)揮(乱麻×断〕如。
である。
然るに、
(06)
⑤ 如〔揮(快刀)断(乱麻)〕=
⑤ 7〔3(12)6(45)〕=
⑤ 〔(12)3(45)6〕7=
⑤ 〔(快刀)揮(乱麻)断〕如=
⑤ 〔(快刀)揮(乱麻)断〕如=
⑤ 〔(快刀を)揮って(乱麻を)断つが〕如し。
従って、
(03)~(06)により、
(07)
⑤ 如揮快刀断乱麻=
⑤ 快刀を揮って乱麻を断つが如し。
といふ「漢文訓読」は、
⑤ 7×〔3×(1+2)+6×(4+5)〕=
⑤ 〔(1+2)×3+(4+5)×6〕×7。
といふ「交換法則」である。
従って、
(07)により、
(08)
① 読(書)。
② 聞(鳥啼)。
③ 聞〔鳥啼(梅樹)〕。
④ 聞〔鳥啼(梅樹)声〕。
⑤ 如〔揮(快刀)断(乱麻)〕。
⑥ 欲[得〔備(学徳)者〕友(之)]。
⑦ 求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]。
⑧ 我不{必求[以〔解(英文)法〕解(漢文)]}。
⑨ 人有〈喜{与[不〔如(己)〕者]為(友)}之心〉。
⑩ 取‐捨‐選‐択(書物)。
といふ「①~⑩」が、
① (書)読。
② (鳥啼)聞。
③ 〔鳥(梅樹)啼〕聞。
④ 〔鳥(梅樹)啼声〕聞。
⑤ 〔(快刀)揮(乱麻)断〕如。
⑥ [(学徳)備者得(之)]欲。
⑦ [(英文)解法以(漢文)解]求。
⑧ 我{必[〔(英文)解法〕以(漢文)解]求}不。
⑨ 人〈{[〔(己)如〕不者]与(友)為}喜心〉有。
⑩ 取‐捨‐選‐択(書物)。
といふ「①~⑩」に「等しい」。
といふ、「交換法則」が成立する。が故に、
① (書を)読む。
② (鳥の啼くを)聞く。
③ 〔鳥の(梅樹に)啼くを〕聞く。
④ 〔鳥の(梅樹に)啼く声を〕聞く。
⑤ 〔(快刀を)揮って(乱麻を)断つが〕如し。
⑥ [(学徳を)備ふる者を得て(之を)友とせんと]欲す。
⑦ [(英文を)解するを法以て(漢文を)解せんことを]求む。
⑧ 我{必ずしも[〔(英文を)解する法を〕以て(漢文を)解せんことを]求め}不。
⑨ 人に〈{[〔(己に)如か〕不る者]与(友と)為るを}喜ぶの心〉有り。
⑩ (書物を)取‐捨‐選‐択す。
といふ「漢文訓読」が、「成立」する。
然るに、
(09)
漢語における語順は、国語と大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、二九六頁)。
従って
従って、
(10)
⑤ 如×〔揮×(快+刀)+断×(乱+麻)〕=
⑤ 〔(快+刀)×揮+(乱+麻)×断〕×如=
⑤ 7×〔3×(1+2)+6×(4+5)〕=
⑤ 〔(1+2)×3+(4+5)×6〕×7。
であれば、
7×〔 〕
3×( )
6×( )
〔 〕×7
( )×3
( )×3
といふ「掛け算の部分」が「補足構造」であって、「漢文(漢語)」と「国語(訓読)」とは全く反対である。
といふ、ことになる。
従って、
(11)
⑤ 7×〔3×(1+2)+6×(4+5)〕=
⑤ 〔(1+2)×3+(4+5)×6〕×7。
といふ「数式」とのアナロジーからすれば、
⑤ 如〔揮(快刀)断(乱麻)〕=
⑤ 7〔3(12)6(45)〕=
⑤ 〔(12)3(45)6〕7=
⑤ 〔(快刀)揮(乱麻)断〕如=
⑤ 〔(快刀)揮(乱麻)断〕如=
⑤ 〔(快刀を)揮って(乱麻を)断つが〕如し。
といふ「漢文訓読」は、むしろ、「普通」であると、すべきである。
平成28年06月12日、毛利太。
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写真は蛍雪時代(高三)。この頃に、漢文が好きになりました。

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